当社は2017年11月にて、会社設立12年を迎えました。
ポリ袋の中でもレジ袋のアジアからの輸入商社としてスタートしました。
会社ができたときの為替は1ドル117円程度でしたがその後すぐに122円程度になり、そこからは連続した円高でついには76円と40%近いレベルになりました。
輸入商社は為替が一番の命ですからこの激しい変動は会社の存続を憂慮する事態でした。
その上、当社が輸入しようとした商品は大元は石油100%の商品です。
原油の市況もリーマンショック直後の30ドル/バーレルから高値は130ドル/バーレルまで激しい乱高下をしたことは商品の価格の基礎を決めるだけについていくだけでも大変でした。
その中で日本では環境省が二酸化炭素の削減の目的でレジ袋を使うなと指令を出し、日本でのレジ袋の使用量は60%以上減りました。
このような暴風雨が次々と襲ってくるような10年間でしたが、当社は生き残るために設立当社は売上の85%だったレジ袋の比率を現在10%強まで落としました。
ゴミ袋、ファッションバッグ、縫製品などをはじめ、数年前から水産物も手掛け、最近は切り花にも力を入れています。
その結果、現在、世界の50ヶ国と商売をすることができるようになり、今でもその国数は増えています。
中でもアフリカ10ヶ国、中南米8ヶ国、西アジア7ヶ国はあまり日本では馴染みの薄い国との関係は当社の特徴になると思っています。
次の10年も当社の強みである多数の国に強い絆で結ばれた仲間がいる日本の会社として生きて行きたいと望んでいます。
世界には日本と関係を持ちたい会社が多いことには驚きますし、それらの会社が日本に来て、日本のことを理解してもらえると本当にうれしくなります。
当社は世界に日本のファンを増やす会社を目指します。
その結果、当社のお客様とも共存共栄の関係を構築し次の10年も飛躍をしたいと思っています。
小林 邦威